らーめんてーぶる

Lamentable(残念な、粗末な、ひどい、嘆かわしい)な英語からの脱却を目指して、地味に奮闘中。NHKラジオ講座やTOEICのことなど。

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ヒアリングマラソン3ヶ月目の感想

1000時間ヒアリングマラソン 』を始めて、早や3ヶ月目。

今月は、英語の知識として頭に留めておきたいことに加えて、心にしっかり留めておきたいこともあったので、記録しておこうと思う。

(1ヶ月終了時点での感想はこちら:1000時間ヒアリングマラソンの謎と正体

教材は毎月、リアルタイムの時事ネタ、最新の映画や文学が素材になっていて、新鮮だし、純粋に読み物としておもしろい。

かつ、トークやインタビュー(英語ネイティブ以外の人も含む)で『生英語』がたくさん聞けるので、基本的に『整ったアメリカ英語』のみで勉強してきた私にとっては、手強いけれど、その分、めちゃくちゃ勉強になる。

イギリス英語とイケメンと学習意欲

TOEICのリスニングでイギリス英語の聞き取りに苦労することが多いので、ヒアリングマラソンのコンテンツは全体的に、アメリカ英語以外の、特にイギリス英語の分量が多めなのがうれしい。

マンスリーテキスト、副教材のEJ(ENGLISH JOURNAL)とも、メインのナレーターはイギリス英語の男性。

ちなみに、このマイケル・リース(Michael Rhys)さん、たぶんNHKラジオ『実践ビジネス英語』のPat McMillan役の声の人だと思う。EJに顔写真が出ていて、イケメンだということがわかり、学習意欲が増す。

くっきりと聞き取りやすい話し方なので、イギリス英語初心者の私には、頼もしくてありがたい存在なのだった。(しかもイケメン)

イギリス料理と発音、てんこ盛り

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今月はEJの特集が、①イギリス料理(現地インタビュー&レシピ)、②ダイアナ元妃と王子たち、だったので、シェフやレストラン経営者、そしてヘンリー王子(Prince Harry)、とバックグラウンドや地域の異なるイギリス英語を聞き比べることができてよかった。

(ヘンリー王子、早口で聞き取り難易度高い。。)

マンスリーテキストの方には、イギリス英語の音声現象について、実際の音声とともに詳しい解説あり。

たとえば、イギリス英語では、語末の [r] と母音の後の [r] は通常、発音されない、等々。

イギリス英語を聞いていると、単語が短く、高速で飛び去っていくように感じることが多いけど、音声の実例とあわせて説明を読んだら、パターンが解せた。

こうしたトレーニングを積み重ねれば、TOEICでイギリス英語の話し手が登場してもビビらずに対処できるようになれそうだ、と希望が持てた。

世界のナショナリズム事情

ノンネイティブを含む人たちのフリートークのコーナーは、『世界のナショナリズム事情』と題して、エストニア、イギリス、中国出身の3人が自国の事情や日本での経験を語り合うという内容で、

  • In America, any race can be American.  But in Japan, only one typical type can be Japanese.(アメリカだと、どんな人種でもアメリカ人になれる。でも日本では、ある一つの典型的なタイプしか日本人になり得ない)
  • I think it'll take several generations before Japan accepts foreigners living amongst them like we do in Europe.(日本が自分たちの間で暮らす外国人を、ヨーロッパで僕らがしているみたいに受け入れるまでには、数世代かかると思う)

<ヒアリングマラソン12月号マンスリーテキストより>

といった発言に、どきりとする。

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

さらに、文学のコーナーでも、文化や社会的な立ち位置、自分の中の無意識の認識について、深く考えさせられることがあった。

今月は、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著『アメリカーナ』の最終回だった。

アメリカで生活するナイジェリア出身の女性のお話で、主人公イフェメルには著者のバックグラウンドと実体験が投影されていると思われる。

初回の掲載分では、街の匂いや風景、人々の様子が独特の感性で描写されていて引き込まれたけど、今月はまた違う印象を受けた。

美容院に行ったイフェメル(プリンストン在住、高学歴)と、美容師として働く同じくアフリカ出身の女性たちとのやりとりが描かれるのだけど、たとえばちょっとした、イフェメルと彼女らの食習慣の違いなどから、社会における立ち位置の違いが、身もふたもなくあぶり出される。

情景描写のひとつひとつが、『社会経済上の立ち位置マトリクス』のマッピング作業のようでもあり、「ちょっと嫌だな」と思った。

と同時に、自分が無意識のうちに「異国の地アメリカで奮闘する健気な黒人女性」の物語を求めていたことに気づき、ざらっとしたもので肌を撫でられたような気持ちになる。

おそらくこの小説の著者は、こういう自覚も悪気もなく偏見を持った人々に向けて、確信犯的に認識をかき乱すような技を繰り出しているのだと思う。

すごい作家に出会えてよかった。

来月号には、その作家・チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ本人のスピーチが収録されているようなので、待ち遠しい。

あと、カズオ・イシグロのブックレビュー&インタビュー by 柴田元幸氏(翻訳家)も、すごく楽しみ。

若者におすすめしたい

思うのだけど、英語のみならず、こうした文化的教養の含有量が多いヒアリングマラソンって、若い人がやったら、得るものがとても大きいのではないだろうか。

英語の難易度については、目安として、NHKラジオの『高校生からはじめる現代英語』についていけるようなら、まったく問題ないと思う。

コンテンツによって、けっこうやさしいものから難しいものまで揃っているし(難易度が星の数で示されている)、詳しい解説でしっかりフォローしてくれるので、難易度高めのものでも安心してチャレンジできる。

もちろん、気付きと学びに遅すぎるということはないはずなので、アラフィフ女子の私も、がんばって続けていきたい。

同じくマラソン中の中高年のみなさん、一緒にがんばりましょう!

参考:ヒアリングマラソンのサイト

旬の英語素材を毎月お届け。1000時間ヒアリングマラソン

【注意点】

通常は、毎月25日までに申し込むと、翌月10日に受講スタート。

ただし、12月のみ20日までの申し込みで翌月10日受講スタートとなるので注意!

※12月20日までに申し込めば、新年から学習開始できる。

※受講期間が1年間のヒアリングマラソンの他、6ヶ月コースや、期間限定でもっとライトなコースもあり。

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