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らーめんてーぶる

Lamentable(残念な、粗末な、ひどい、嘆かわしい)な英語からの脱却を目指して、地味に奮闘中。NHKラジオ講座やTOEICのことなど。

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ニッポン社会入門

何度読み返しても面白い、英国人記者による日本レポート『「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書) 』(日本語)。

長年日本で暮らした著者のコリン・ジョイス氏が「日本で暮らすなら、これだけは覚えておこう」と言う項目をいくつか挙げると、

  • 歌舞伎は歌舞伎町ではやっていない
  • 『納豆は平気ですか』と30回は聞かれる
  • 血液型と靴のサイズは調べておけ

等々。笑いながら読みつつ、気づかされることがたくさんある。

たとえば、英語を第一言語とする人は、『自分の国の言葉をよその国の人に不正確に話される』ことに慣れている。その点、日本人のほとんどは、日本語を母語とする人の日本語にしかなじみがない、というくだり。うん、確かに。

そして、著者が日本語で話しかけると、日本人たちは『自分の目の前にいる白人が日本語を話していると悟るのに』3秒くらい要すのだそうだ。なんか目に浮かぶようだし、私自身もそういう反応をしてしまうかもしれない。

英語話者から見た和製英語について、『へー!』と思ったのは、

「帰社しない」ということを言うのに「NR(=Not Return)」という言い方があるのも知った。かりにイギリスで使われたとしたら、遠回しに誰かが亡くなったことを意味する表現だ。

これを読んで、昔、職場の同僚が、気難しい上司の行動予定表を見ながら、「Never returnだったらいいのに」とつぶやいていたのを思い出した。

個人的にもっとも新鮮な驚きだったのは、『上目遣い』についての考察。

日本に来てまもなく、女性の中には、何か頼みごとをするときに、まるで子供のように哀れっぽい訴えかけるような目つきでぼくを見上げるというトリックを使う人がいることに気が付いた。その後、何年も何年もふざけてそうした女性のマネをしているうち、ある日、誰かがそうした目つきを指す言葉があると教えてくれた。この目つきを指す言葉が存在するとは! 日本語はすごい。

逆に、英語には『上目遣い』を表す言葉はおろか、そういった『トリック』じたいが存在しないらしいことに驚く。これって、日本だけなんだろうか?

ちなみに、著者のコリン・ジョイス氏の英語コラムが、NHKラジオ英会話のテキストに連載されていて、毎月楽しみにしている。

 

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